出来ることを増やすには。

「そうだ、これは新人教育なのだ」

息子が3歳頃のこと。母がやることを何でもやりたがり、家事の進行具合にかなり影響した時期がありました。洗濯を干そうとすれば同じく干したい。掃除機をかければ自分もかけたいという具合に。

こりゃかなわん!

私が一人でやった方が断然早いし、やり直しだって不要だし!と思いましたが、ん?この感覚、職場で新人さんが入った時とよく似てるなあーと思ったのでした。

最初は誰もが新人で、先輩に教えてもらったり、少しずつ練習をして出来るようになっていく。

そばで伴走したり、サポートしたりしてくれる人がいると安心して成長出来る。時に、ダメ出しされたり、叱咤激励されて成長していく。

出来ないからとチャレンジさせなければ、ずっと出来ないまま。

子育ては人が大人になるまでの長期ビッグプロジェクトだ!と、どこかで聞いた気がするのですが、確かになあと思います。

職場の新人さんなら2年もすれば一人前でしたが、子どもが大人になるだなんて、そりゃあもうすごいこと。

中でも家庭は、人として生きていく上で基本的な生活を身につける大切な場所なわけで、責任重大ではないか!と、急に事の大きさを感じた母。(遅い?!)

当時3歳の息子が靴下を一生懸命、干している隣で、家事の色んなことにチャレンジさせるのは私の役目なのだろうなあと、その重責に鼻の穴がふくらんだあの頃。

(この時、マイ踏み台の上で楽しげにしゃべりながら靴下を干していた息子。急に静かになったな?と思ったら靴下と一緒に自分の指までピンチに挟んで、静かに立っていたなんてこともありましたっけ。)

あの時から、時間が許して、本人も興味を示すようなことはお手伝いを頼むようにしているのですが。

今夜は結構なチャレンジをした小学一年生息子。

“栗くり坊主”を使っての栗の皮剥き。

圧力鍋を使ってからの栗剥きなので生栗より簡単に剥けますが、それでも刃物を使ってのチャレンジ。最初は母もドキドキでしたが思いの外上手に剥くので、夫と息子にお願いして私は入浴。

入浴を終えて見に行くと、包丁で剥いていた夫は指を切ってリタイヤ(!)。息子が一人で最後までやり遂げました。

キッチンの床には栗の皮と実があちこちに飛び散って、すごいことになっていたのはご愛嬌ということで。

「出来たね!」というところに最大の注目を。たっぷりの勇気づけ。

やろうと思った気持ちや、やってみたら出来た!という気持ち。フレッシュだなあ、いいなあ、かっこいいなあとちょっとうらやましかった母でした。

そんな母だって、まだ出来ないこと、チャレンジしていないこと、色々あります。まだまだ人生成長過程です。