「怒っていいし、泣いていい」と伝える理由

こんばんは。にっこりです。

いかがお過ごしですか?

多くの地域が解除されたものの、緊急事態宣言が続く東京です。

 

さて、子どもが泣いたり怒ったり、不機嫌モード全開という時、あなたはどうしますか?

短時間ならともかく、ちょっと長くない?なんていう時は・・イライラしますよね。苦笑

こっちも怒っちゃうということもあるでしょう(私はあります!)。

特にこの休校が続く中です。

家で過ごす中で、我が息子も不機嫌モード全開になることが度々ありました。

こんな時、アドラー式には“注目を与えない”という接し方があります。

「いい加減にして!!」と不機嫌に不機嫌で対応するのではなく、あるいは「機嫌直そうよ」とご機嫌をとるのとも違う。

かといって無視するのとも違う。

・・と書くと、難しいでしょうか。苦笑

 

例えばこの場合なら、「今はイヤな気分なんだね」くらいの声掛けはします。そのままの子どもを見て実況する感じです。

 

でも現在のようなイレギュラーな状況下において、マニュアルのような対応はいらないなと考えています。正解なんてないから。

 

つい先日も息子が爆発しました。

怒って→泣くというパターン。

言葉に出来たのは「ボールを蹴りたい!」でしたが、それだけではない様子。

怒りというのは二次感情。

その根底にはさみしい気持ちや不安、色んなことを我慢しているなどたくさんの思いがあるんだろうなあ。でも上手く言葉にできない気持ちもわかる。

思い切りボール蹴りたいよね、蹴らせてあげたいと母も思う。辛いよね、遊びたいよね、ステイホームよく頑張ってるよねと掛けたい言葉はたくさん。

 

息子が泣いたり、だいぶ怒ってますね、、という時。

私は「泣いていいよ、怒っていいよ」と伝えます。

さらに様子を見ながら「どんな気持ちもあなたの大切な気持ちだよ」ということを伝える。

 

・・と、これも実はアドラー的な対応なのでした。

 

泣くのは → ×

怒るのは → ×

不機嫌は → ×

 

ではない。

 

どんな気持ちもOK、どんなあなたもOK

 

の考え方です。

 

息子の感情にマルバツのジャッジをしないようにすると、息子が回復するのも早い。

同様にどんな感情も否定しないで接すると、ポツリポツリと色んな気持ちを話してくれるように思います。もっとも思春期になったらわかりませんけれど。汗

で、ですね。

これって、そのまま自分自身との付き合い方にも生かせるんですよね。

 

以前の私は、良い自分、カッコいい自分、出来ている自分、正しい自分しか認めてあげなかったから、落ち込んだ時の回復も遅かったし、生きづらかった。

自分の本音すらわからなかったりですとか。

 

まずは自分自身との付き合い方をアドラー式に変えてみたら、息子との接し方も「こうした方がいいな」ということがわかってきた感じです。

何より、自分自身が自己受容の大切さがわかり、生きやすくなったので、息子にもとにかく伝えていきたいことのひとつであります。

 

とはいえ、私は女神でも観音様でもないので(!)、いつも笑顔でいつも丸ごと受け止められる母ではないし、怒る時ももちろんあります。それさえも自己受容です。

 

もし、これを読んでくださっているあなたが、そこまでやさしくなれない、受け止められない・・と感じたら、まずは自分自身にやさしくしてあげてください^^

まずは自分から♡です。

おがわめぐみ

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妊娠出産子育て期や、40代は女性にとっての過渡期です。変化の波にのまれるのではなく、アドラー心理学などに基づいた「自分の人生をデザイン」していくための知識や...

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