食事のとり方を見直すチャンスとなりました

目次

実は低栄養だった!

先週の健康診断で判明したショックな出来事。それは「低栄養」気味という診断。血液検査でわかったことです。

低栄養と言われた理由はたんぱく質の数値。

基準値よりも低いのだそうな。(検査結果シートがまだ届いていないので具体的な数値は今のところ不明。)

たんぱく質をもっと多く摂るように気をつけてみてください。ごはんは少なくていいです」と40代くらいの女性医師。

気虚体質なので「ごはんは少なくていい」アドバイスはほどほどに、、と思ったものの、たんぱく質不足についてはなんだかスッキリしない。

*気虚体質は食養生の観点から米や芋などをしっかり摂るよう漢方の先生に勧められている。

なぜなら、食事バランスについては普段から気をつけているからです。

毎食、たんぱく質は必ず摂っているのですが。と食い下がると片手をサッと出した先生。

「自分の手のひらいっぱいくらい、摂れてますか?」

うーん。そこまでは摂れていないことがある。少ない時では一食につき卵1個、納豆1パックくらい。(これは「食品バランスガイド」でいうと1SVの量です。)

手のひらサイズのたんぱく質を一日に2〜3食、摂ることを勧められたのでした。

ある日の夜ごはん。私の分の牛肉。手のひらいっぱいくらい、だと思うけれどもっと多いほうが良い?でも足りてない日もきっとあるのだろうなと反省。

ちなみに低栄養でも貧血はナシでありました。

食品バランスガイドを再確認

「食品バランスガイド」という言葉にピンと来なくても、コマの形をした食べ物の表を見せられたら「ああ、これね」という方は多いと思います。

↑こちらが食品バランスガイド。息子の母子手帳より撮影しました。

「食事バランスガイド」は、望ましい食生活についてのメッセージを示した「食生活指針」を具体的な行動に結びつけるものとして、1日に「何を」「どれだけ」食べたらよいかの目安を分かりやすくイラストで示したものです。
厚生労働省と農林水産省の共同により平成17年6月に策定されました。

出典元:厚生労働省HP「食品バランスガイドについて」

妊娠中は時期によって付加量もあり、母子手帳を見てその都度確認された方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回、改めて食品バランスガイドを確認してみましたが40代女性の目安はこんな具合。

  • 主食 5〜7
  • 副菜 5〜6
  • 主菜 3〜5
  • 牛乳・乳製品 2
  • 果物 2  *単位はそれぞれSV

出典元:厚生労働省HP

「SV」という単位はサービングというバランスガイド独自の数え方。

例えば、ごはん小盛り1膳、食パン1枚、おにぎり1個は「1SV」、うどんやそば、パスタ1食分は「2SV」という風に数えます。

表を見ないとカウントできないという弱点はありますが、慣れてくるとざっくりした計算は出来るようになります。

ちなみにたんぱく質は「主菜」の項目。一日の摂取目安は3〜5。「副菜」の野菜や海草などは5〜6なので、たんぱく質よりも野菜を多く摂ることがバランスの良い食事といえそうです。

健診後、久しぶりにそれぞれの料理例とその単位を確認、私の一日の食事内容を当てはめてみると、やっぱり、そう遠くはない内容。

でも、体には「足りてないよ」サインが出ている事実。

そもそも、この食事量は18〜69歳女性という本当にざっくりした目安。幅広いですよね。

私は自分で思うよりも活動量が多いのかもしれません(!?)し、たんぱく質を多く消費する体質なのかもしれない。

このあたりは個体差が大きい問題だと思います。

食べたものが身になる

自身、食品バランスについて真剣に考え、覚えたのは妊娠するよりもずっと前。父の大病がきっかけでした。

病気で20キロ近く痩せてしまい、食事療法を病院ですすめられたのです。

退院してからはバランスにのっとった食事作りをする母をよく手伝ったりしていました。大変な時もありましたが父は少しずつ回復し、見違えるように体重も増えました。

食べ物のちからを痛感した出来事です。食べたもので人の体は作られていくのだなあと。(おかげさまで現在、父は元気に働いています)。

体にいいのは野菜だけ?

テレビや電車内のCMを見ていても、目にするのは野菜不足関連の方が多いと感じます。あるいは糖質制限。

食品バランスのコマも主食の次に摂取量が多く設定されているのは野菜の副菜です。

野菜イコール体にいいイメージが強く、しっかり食べようと言われたら野菜と考える人も多いのではないでしょうか?

例えばある日の野菜サラダ。

水菜、キュウリ、ブロッコリー、レタス、わかめのサラダ。色々入れて工夫しています。

野菜というのは主婦からすると面倒な食材です。

洗って、茹でて切ってと手間がかかるわりに地味で主菜になることは少ない。

天候が価格に反映されやすく、高くて手が出ない!なんて時もあります。

けれど摂取量も多めに必要で大事にしたい食材。

日ごろから野菜をよく食べるように気を付けている成果もあるようで、夫婦で40代なかばに差し掛かっていますが、メタボには程遠く、30代の頃から体重が増加するようなこともなし。

野菜の副菜を積極的に摂ることは今後も続けていきたい習慣です。

問題に気づくのはラッキーなこと

「低栄養ですよ」発言を受けて今回気づいたこと。

確かに、野菜は特に意識して摂るようにしていましたが、たんぱく質はそこまで比重を置いていなかった感は否めません。

だからこその結果なのかもしれませんね。。

これはたんぱく質に限らないことだと思います。

炭水化物も脂質も、どの栄養素も体にとって大事なのは同じなんですよね。不足しがちな栄養素を意識して摂ることは大事だけれど、それ以外の栄養もどれも大切なのです。

ふと妊娠中にあった産婦人科の先生からの言葉を思い出しました。

妊婦健診で食事について質問する私に、先生は一言「偏りなくバランスよく食べれていれば気にしすぎないでOK。妊娠したからと慌てて栄養素を気にしなくても、妊娠していてもいなくても普段から食事を大事にしていれば大丈夫なんですよ」と。

幸い息子妊娠中は食べ物面のトラブルはなく元気に過ごせましたが、貧血気味になる妊婦さんも多いと聞きます。

たんぱく質は貧血にも関係の深い栄養素。しっかり摂りたいものです。

私の場合、食事バランスに関してはどちらかというとこれまで「できている」と過信していた面もあり、今回は改めて食事を見直すいい機会となりました。

昨今、80歳を超えて元気な方々は「お肉好き」だと聞くことも多いです。

高齢出産で息子を授かり、まだ次もあきらめていない身。

今、知る事ができてよかった。ラッキー。

元気で長生きするためにも、今後はたんぱく質摂取についてももっと積極的にいきたいと思うのでした。

難しく考えなくてOK。指摘があれば直して楽しんで食べていこうと思います。

おがわめぐみ

48,134 views

妊娠出産子育て期や、40代は女性にとっての過渡期です。変化の波にのまれるのではなく、アドラー心理学などに基づいた「自分の人生をデザイン」していくための知識や...

プロフィール

ピックアップ記事

関連記事一覧

  1. かえで

    こんにちは。
    はじめてのコメントです。
    私ももしかして栄養不足気味かもと思わせて頂ける記事でした、今日から早速食生活見直してみますね。
    私もにっこりさんと同じ歳、二人目妊活中で、にっこりさんの文章にいつも励まされたり、学んだり、気持ちを共感したりしています。流産したのも同じ頃でして、いろいろと境遇が似ているなーと思いながら読ませて頂いています。
    明るい未来が開けたらいいですね、今後も楽しみにしています。いつもいろいろ教えて頂き感謝の気持ちを込めてのメッセージです。

    • おがわめぐみにっこり

      かえで様
      コメントありがとうございます^^
      いつも読んでくださっているなんて感激です。うれしいです。
      そうですか、いろいろと境遇が似ているんですね。なんだかグッときました。いろいろありますよね。
      どんな気持ちも自分も受け入れて、明るい未来を開いていこうと思っています。いや、すでに開けているのだとも思います。人事を尽くして天命を待つ40代妊活です。

CAPTCHA