見えている世界は人それぞれ

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自分仕様のメガネ

ELMを学んでよかった!と思うことの一つ。

*ELMとは:アドラー心理学の理論と実践方法を学べるコミュニケーション講座です。

それは人は皆、それぞれ独自のメガネをかけているということを実感として知ったこと。

この場合のメガネはもちろん視力矯正のためのものではなくて、自分特有のモノの見方をするという意味です。

対人関係上のストレスが減る

多くの人は自分のメガネが「まとも・普通」だと思っていますが、他の人から見るとそうではないこともままあるのです。

言われてみたらその通り。

でも、これを認識するようになってから、私は人づきあいのストレスが本当に少なくなりました。

私はこう思う。

あなたはそう思うのね。

そんな風に思えるようになると、対人関係はスムーズでラクになります。

これを知る以前は、自分と違う意見に出会った時「それは違うんじゃないの?!」とか「私が間違っているのかも・・」などと思ったりして、腹立たしかったり、悲しくなったりしていました。

家族にも友達づきあいにも

息子は小学一年生。まだ子どもだけれど、気持ちは一人の人間です。

学校ではお友達と意見が衝突することもあるでしょう。

習い事の帰りに立ち寄ったお店で、お茶を飲みながら何気なく“みんな違うメガネの話”をしてみました。

その時、たまたま「おかあさんは紙コップよりもマグカップで飲めるお店の方が好き」という話もしました。

選択可能なお店ではマグでお願いすることが私はほとんどです。

その理由は紙よりも質感が好きなこと。味が紙コップよりも美味しい気がするし、環境問題なども気になります。

黙って聞いていた息子でしたが「あのね、オレは紙コップで出してもらう方が好き」と言いました。

他の人が使ったコップより気持ちがいい気がするから、と。

おお。まさに、そんな風に思うのね!でした。

そんな見方もあったのかー。

血を分けた我が子であっても、見え方、感じ方は違うのだということを再認識。(同時に息子なりの意見を聞けるのはうれしいことでもあります。)

同様に、親も違うし、夫も違う見え方をしているわけです。

どちらが正しいか?ではない世界

どちらの考え方が正しいか?ではないのです。

人はそれぞれ皆、違うものの見方をしている。ということを実感としてわかると、私の世界も変わってきました。

そもそも、腹が立ったり、ケンカしたりすることの多くは「自分は正しくて相手は間違っている」というスタンスにいるから。

でも、自分の考えは考えとして持ちつつ、自分にも相手にもOKを出せると、お互いを尊重できるようになります。私の気持ちは私のものですし、相手の気持ちは相手のものなのです。

夫との関係、息子との関係。

とりわけ、高齢妊活に反対する母との関係が気にならなくなったことは私にとって大きなことでした。40半ば近い今でも、明るい妊活を続けられているのはこのことが大きい。

夫婦、ママ友、親子。それから自分自身。すべての人間関係において役立つのがELMです。

 

・・学校行事からの妊活通院。毎度バタバタしていた日でしたが「あ、これ、お伝えしたい!」と思っての記事でした。

 

 

 

 

 

 

おがわめぐみ

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妊娠出産子育て期や、40代は女性にとっての過渡期です。変化の波にのまれるのではなく、アドラー心理学などに基づいた「自分の人生をデザイン」していくための知識や...

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