何者かになろうとしなくていい

こんばんは。にっこりです^^

いかがお過ごしでしょうか。

今週も始まりましたね。

 

私にとって今週は人に会う約束の多い週です。母として、主婦として、講師として、個人として、、会うシーンは色々。

本日はざっくり言うと家庭の主婦としてある方に会ってきましたが、そこで説明が必要となったのがこれまでの経歴について。

かなり端折りつつ、現在の活動としてアドラー心理学の講座やメイクレッスンのこともお伝えしました。すると、

 

「それにしても、なぜその経歴で現在がそんな風に?」

 

というところを尋ねられる。

(10年強、ブログを書いていることなども話しました)

 

うーん。

それは、、

妊婦さんやママたちの役に立ちたかったという気持ちはもちろん、とにかく大好きなマタニティアイテムについて知ってほしかった。

 

大好きだから

とにかく伝えたかった!

 

それ以外はほとんど何も考えていなかったなあと^^;

妊婦体形ってあちこち出っ張っていて(!)とても気になる体のつくり。この体をどうサポートしたり、動きやすくしたり、バランス良く美しく見せたりできるか?ということを考えるのは今も大好きです

 

ブログを始めた時も「こんな風になりたい」という目標はなくて、気づいたら現在に至るというのが正直なところなのです。

こんな私ですが、子どもの頃からわりと最近までは「目標のない自分」「なりたいものがない自分」にいつも焦っていました。でもそれを口にすることも怖かった。

目標がないなんてダメだと思っていたから。

だから就活は本当に苦しかった!苦笑

 

目標ある人たちが本当にまぶしかったです。

 

 

一方で大きな目標はなくても、目の前にあることはがむしゃらにやるタイプでした。

マタニティカタログの制作も最初は楽しくなんてなかったです。

制約は多いし、アナログ入稿最後の頃の世代でしたし、タテ社会で先輩は厳しかった時代。

やってみたい仕事ではあったけれど、実際にやってみたら難しいこと、面倒なこと、思ってたのと違うことがたくさんありました。

 

けれど、大好きな世界になっていました。10年以上ブログに書き続けたい内容があるくらいに。

 

私の場合は好きなことを仕事にしたというより、没頭したらその仕事が好きになっていたという方が合っている表現です。

朝井リョウさんの「何者」を読んだのは映画化される少し前。直木賞小説ということも知らずに何となく読んだ本でしたが、ダメな自分を受け入れられない若者たちのヒリヒリするような感覚は、かつては若者だった自分も知っているので、読んでいる時は一緒に苦しくなりました。久しぶりにまた読んでみようかな

 

で、何が言いたいのかといいますと。

「自分は○○になりたい」という目標がなかったとしても、その時その時、目の前にあることと真剣に向き合っていけば、点と点はいつかつながるのだなあということです。

「それって、ジョブズの有名なスピーチだよね」と夫に言われて「そうなんだ!」と今頃知る私。

“点と点のつながりはその時には予測できないけれど、後で振り返るとそのつながりに気づく”というような内容です。

 

振り返れば私の人生も点だらけ。

今、こんな風な暮らしを送るとは、子を授かりたくて好きだった仕事をやめ、ブログを書き始めたばかりの頃は想像もつきませんでした。

 

そして現在、ELM(エルム)やメイクレッスンに来てくださる方の多くは「妊娠中からずっとブログを読んでいました」と言ってくださる方がほとんど。

マタニティ用品が大好き!に共鳴してくださった方たち。

自分が気づかないうちに、ブログ読者さんという新たな宝物が出来ていたことに驚きやしあわせを感じています

 

何者かになろうと頑張ることは尊いです。

けれど、決め決めで頑張らなくていい。

予想した道を外れてもきっと大丈夫。

 

目の前のことに取り組んでいくと、その人オリジナルの点が出来て、やがてそれはオリジナルの線になるから。

40代半ばになり(いや、40代半ばだからこそ?!)ようやくそんなことに気づきいてきました。

「これやって意味あるのかな…」のような黒い点も色々残してきましたが、どれも私にとっては意味ある点であります。

まっすぐな道は“近道”で無駄なくステキに見えますが、ジグザグ道にも良さがある。見える景色がたくさんあるから

 

現在小2の息子が将来なりたいもの。いくつか候補はあるようですが、どれもまだまだ考え中。

時々「まだ決められない自分はこれでいいのかな?」といった発言をすることがありますが、大丈夫大丈夫!

おかあさんは、大人になってからも何になりたいかなんてわからなかったよ~。

でも、色々やっていくとだんだんわかってくるよ^^

という風に伝えています。

何より、息子にはそれを見つける力があると信頼しているから。

 

もし、これを読んでくださっているあなたが、この先どうしていきたいかがわからないという場合。

今も「点」ですから、遠くを見過ぎず、今の自分がやりたいことや好きなことは何か。フラットな気持ちで考えてみるといいかもしれません。

遠くを見過ぎないというのが結構大事です。

そしてすごい好き!すごいやりたい!ということでなくてOK。

そんなにたくさん“すごい”が付くなんてことなんて、そうそうないですから。笑

「ちょっと好きかも」ですとか「小さなやってみたい」の声を拾ってやってみる。スモールステップ。

 

 

なんて、偉そうに書いている(すみません。恥)私自身も10年後の具体的な将来像はないです。そもそも、ブログも10年続けようとは思っていませんでしたし。

「やってみたら楽しくて続けてしまった」くらいがちょうど良いのかなと。

 

頑張りすぎないほうが上手くいく。

○○にならなければ!と枠を固めない方が上手くいく。

 

↑潜在意識の特徴です。

 

 

人生まだまだこれから。

もっと楽しもうと思います。

楽しみましょう^^

おがわめぐみ

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妊娠出産子育て期や、40代は女性にとっての過渡期です。変化の波にのまれるのではなく、アドラー心理学などに基づいた「自分の人生をデザイン」していくための知識や...

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