糖質制限はしないほうがいい体質

このほど、勧められるままに漢方外来を受診することになったのでした。

そこで判明したのが本日のタイトル。

・・・腑に落ちる診断でありました、とても!

目次

そもそも糖質とは

糖質と言えば炭水化物。

三大栄養素である炭水化物、脂質、たんぱく質の中のひとつですが、炭水化物は糖質と食物繊維でできています。

炭水化物と言ったら主食です。

ごはん、パン、麺。

いわゆる「エネルギーになるもの」であり、人が生きる上でとても大事なものです。

糖質制限とダイエット

以前は「糖質制限」といったら糖尿病などの病気の人のための言葉だったように思います。

けれどこれが耳慣れた言葉になったのは「糖質制限ダイエット」ブームがあったからかなと。

本日のタイトルで使っている糖質制限は後者の方の意味合いです。

 

糖質制限ダイエットとは、糖質を多く含む炭水化物の摂取を減らすことダイエット。

中でもてっとり早く、わかりやすいのが主食を減らすこと。

カロリー計算を細かくする必要もなく、たんぱく質など他の栄養素はあまり我慢しなくていいことがうれしいポイントで人気がでたのでは?と思います。

断乳後と「ごはん少なめ」生活

私の場合なのですが、糖質制限ダイエットが流行っていた頃と断乳が近い時期にありました。

「たくさん母乳を出したいなら、ごはんと水分」。

出産後そう教えられ、母乳の出も良くない体質でもあったので、一生懸命ごはんを食べました。

ガチでどんぶり飯。

もちろん、母乳育児が軌道に乗ってからはごはんの量も少しずつ減らしましたが、授乳している間、主食はしっかりを心掛けていた。

 

一方で元の仕事柄からも「断乳後、太った!」という声もよく耳にしていました。

消費エネルギーは減るのに、授乳期に慣れた食事を続けてしまったことがその要因らしい。

いざ、自分自身が断乳という経験をした時、さあ、ここは気を付けるポイント!

授乳中みたいに食べるまい!!と心に決めました。

中でも主食のごはんは少なめに決定。

実は白ごはん大好き人間。糖質が悪者のようなイメージを抱くようになってからは食べる時、複雑な気持ちになったことも。現在は違いますけれど!

アンチエイジングになる?!

主食を減らした理由は、断乳後太りたくなかったことの他、もうひとつありました。

それはアンチエイジング。

糖質制限ダイエットブームの中で耳にしたひとつに、糖質の過剰摂取は老化を進ませるというものがあったからです。

断乳後、なんとなく太りやすくなった気がしていましたし、40代突入を目前にし、がむしゃらに二人目不妊治療を続けていた頃の話。

40代 = 老化 → ますます妊娠しにくい → 私の人生おしまいだ!

そんなイメージが私の頭の中には出来上がっていた。

「卵子の老化」なんて言う言葉も追い打ちをかけてきます。

がっつりダイエットというよりはアンチエイジングを効果を期待して、ごはんを少なめにしたというわけです。

ごはん少なめ生活がもたらしたもの

でもそんな食生活がもたらしたのは、めちゃくちゃ風邪をひきやすい体でした。

次第に自分でも「体がおかしいぞ?」と薄々気づき始めました。

なんせ、毎月風邪をひくのですから。

そんな時、食養生の知識がある医療関係者の知人に「たぶん、にっこりさんはお米は減らさない方がいい体だと思う」と指摘をうける。

風邪ばかりの生活に本当に悩んでいたのでとにかくやってみることに。

ごはん減らしをやめたところ、少しずつ風邪ひきにくくなりました。

恐るべし、ごはん!

糖質制限をしない方がいい体質とは?

不妊治療クリニックの漢方外来で判明した私の体質はいわゆる「気虚」。

漢方ではその人の特徴や症状などから6つの体質に分けられます。

気虚、血虚、陰虚、気滞、瘀血、水滞です。

例えば、「妊娠しやすい体に整えたい」という目的が同じでも、その人その人の体質によって必要な漢方薬も違ってきます。

ここでは私の体質「気虚」について記していきます。

 

気虚の特徴は、、

●元気がない

●覇気がない

●疲れやすい

 

症状は、、

●風邪をひきやすい

●朝起きられない

●胃腸が弱い

●集中力がない

●食後に眠くなる

 

とまあ、心当たりのあること多々。

これを読まれた方で「私も」と思われる方は、気虚体質、すなわち糖質制限は向かない体質かもしれません。

*正確な判断は漢方専門のお医者様や薬剤師さんにご相談くださいね。

ごはんを食べよう!

気虚体質の改善方法としては漢方薬が処方されたこと。

さらに食事についてアドバイス。

いわゆる食養生というものです。

 

具体的な内容は「甘みのある食べものを摂ること」

甘みと言ってもチョコレートやケーキなどのスイーツではなく、よく噛むと甘くなるでんぷん質の食べ物のこと。

代表食材

 

●米

●芋

●カボチャ

●栗

 

 

どれも美味しいけれど炭水化物!なものばかり。太りたくないからと控えている方もいらっしゃるのでは?

冒頭、「腑に落ちる診断」と書いたのはこれらの食材を耳にしたから。

ああ、やっぱり私にとって白ごはんは必要なものだったのだ!と知ることになったわけです。

ごはん少なめ生活をやめてから、一時に比べて風邪は劇的にひきにくくなりましたが、気虚体質であること、高齢妊活をしていることは変わりなし。

普段の生活でも体に良いことは気を付けていきたいと思いました。

最後に

そもそも、この記事を書こうと思ったきっかけは、ダイエットや食事のとり方は体質ごとに合ったものを選ぶことが大事とお伝えしたかったからでした。

なんとなくのイメージで実践することはよくないことだなと。

産後ダイエット(産後一年くらいまでの方に、私はお勧めしませんけれど・・)などに取り組まれている方も、体に合わない方法でエネルギー不足となり育児がしにくくなる(過去の私です!)なんてことになりませんようにと願って。

断乳後の体重管理やアンチエイジング目的とか、女性なら気になるテーマだと思いますが、まず健康があっての生活ですよね。

同時に、妊活・妊娠中の方も体はいつも以上に大事にしたいところ。

それぞれに体に合った食べ方というのを知っているといいなと思いました。

もっともこれは東洋医学的見方なので、西洋医学の病院ではわかりにくいことですけれど。。

ちなみに、体質チェックはネットで「食養生 体質チェック」などのワードで検索するとヒットすると思います。

 

 

おがわめぐみ

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