なぜこんな時に出産なのだろう、と思っていた時に掛けられた言葉

こんにちは。にっこりです。

いかがお過ごしですか。

 

なぜこんな時に妊婦なの?

なぜこんな時に出産なの??

もっと“普通”の時に産みたかった・・

 

とは、息子を妊娠出産時、私自身が感じたことです。

 

やり場のない不安でいっぱいだった臨月時代を過ごし、今があります。2011年3月のことです。

放射能が心配だからと国内でも西の方に転居する人もいましたし、日本を脱出する人もいるとうニュースを耳にしながらも、甲状腺疾患などのリスクもある高齢妊婦、しかも臨月だった私。このまま東京で産むという選択しかありませんでした。

これも運命だ!と腹をくくる一方、不安な気持ちはぬぐえません。

そんな頃、共にマタニティカタログを作っていた元の仕事仲間から手紙と荷物が届きました。

 

荷物は骨盤ベルト。

出産後の体ケアに、骨盤ベルトは必需品だからと先輩ママでもあった彼女の思いがうれしく思いました。

添えられていた手紙にはこう書かれていました。

 

この時代を選んで

生まれてくる赤ちゃんですから

きっと強くてやさしい子ですね

 

と。

・・ああ、そうかー。

たしかにそうかもしれないと思い、すごく勇気をもらいました。

どちらかというと、赤ちゃんは親も生まれる時期も赤ちゃん自身が決めてやってくると私は思っているので、息子は今を選んで生まれてくる、強いガッツがある子だと思えたからです。

 

なぜに本日、これを書こうと思ったかと言いますと理由は2つあります。

 

ひとつは、このコロナ禍の今も私の周りでは妊娠・出産報告を複数聞いたこと。

どの方もここにたどり着くまで一筋縄ではいかない妊娠出産組。長年の不妊や流産などを経ての現在で、ようやくここまで来たのに今度はコロナ・・という何とも言えない複雑な気持ちや不安感はよくわかるなと。

 

もうひとつはなぜかこのタイミングで、前出の手紙が収納の奥からポロリと出てきたこと。

この手紙に勇気づけられて私は無事出産の日を迎えられたので、今、同じように不安な気持ちのやり場に悩む方を少しでも元気づけられたらと思った次第なのです。

 

それでもなお「なんで今・・」と思えてしまう時もあると思います。

それはおそらく不安や出来ないことにフォーカスしている時かもしれません。

 

不安の中で一人でグルグルしてしまう時は、誰かに相談してみるのも一つの方法。

なるべく外出は控えたいという現状の中で、妊婦さんたちを助けたい!とあらたなサービスがいくつも登場していることを知り、密かに感激しています。

 

例えば、以下のようなオンライン相談ができるところ。

じょさんしonline 

産婦人科オンライン

他にも通院している産科だってありますし、個人で活動されている助産師さんたちもたくさんいらっしゃる。

私たちは「人に迷惑をかけないように・・」と教えられて育っている人が多いと思いますが、迷惑か迷惑でないか?は相手が決めること(とELMを学んで私は知りました。目からウロコでした)。

気遣いは大切ですけれど、時には人を頼り、もっと遠慮なく生きていっていんじゃないかと私は思います。

だから困った時は人を頼ろう、です^^

 

さらに、これまでの「当たり前」や「普通」が大きく変わりつつある今、これまでのようには「出来ない」ことも目につきやすいと思います。

でも、「出来ること」もあるわけです。

「出来ること」にフォーカスしていく生き方は、妊娠の有無に限らず、幸せに生きる上で大切なスキルなんですよね。自分自身への勇気づけにもなります。

あるもの、出来ることに目を向けていきませんか。^^

 

・・と、最後、説教くさく感じられたらごめんなさい。

 

今、この時期に妊娠期を過ごされているあなたを少しでも応援したくて書きました。

そんな私自身は、コロナ時代に超高齢妊活中です。

すぐに収束するウィルスではなさそうですし、そもそもコロナだから妊活やめようとも思えない。私の人生は私のものなわけですから。

とはいえ、超高齢の上にコロナってどうなんでしょと思わなくもないですが、どんな時代も命をつないできてくれた人たちがいたから今があるのですよね。

今を妊婦として生きてくれているあなたに感謝ですし、私も出来ることを頑張ろうと思います。

お読みくださりありがとうございました。

おがわめぐみ

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妊娠出産子育て期や、40代は女性にとっての過渡期です。変化の波にのまれるのではなく、アドラー心理学などに基づいた「自分の人生をデザイン」していくための知識や...

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