withコロナ、40代妊活でも焦らない理由

ああ、やっぱり・・と複雑な気分で読みました。

昨日の朝刊(読売新聞です)

2021年の出生数は80万人を割りこむとの試算といった内容でした。

その背景には新型コロナウィルス。

将来への先行き不安などからの産み控えている人が増えているのではと。婚姻数も減少傾向にあるとか。

将来が不安で子どもを産んでも幸せにしてあげられないかもしれない。

それでなくても妊娠出産、子育てというのは不安の多いもの。

社会情勢の不透明感というのは親になろうという覚悟を弱らせると思う。

一方で、緊急事態宣言の頃から私が思いを巡らせていたのは、不妊治療を受けている人たちのことでした。

とりわけ、40代で治療を受けている人々。

 

この状況の中、治療のための通院をどうするか。

それでなくても精神的な負担も大きい治療を、未知のウィルスが蔓延する中で、自分は何を選択し行動していくか。

ここに、年齢的な焦りもどっかりとのしかかる。

 

それでなくても年齢的なリミットを感じずにはいられない40代の不妊治療。たった一周期休むのだって大きな勇気を要するのに、新型ウィルスですって?

 

卵子の老化

年齢的リミット

休みたいけどチャンスを減らすのは絶対イヤ!

休んだ方がいいのかもしれないけれど休みたくない!

でも、新型ウィルスは怖い

外出したくない

 

さらに、妊娠できたとしても、そこからの不安を考えたら。。

色んな感情が押し寄せて、以前の私だったら間違いなくパニックを起こしていたと断言できます。苦笑

何を隠そう私自身が40代も後半で、でも二人目出産はまだあきらめていません。産む気満々です。

アラフォーどころかアラフィフですが(!)新型ウィルスと共に生きる今であっても、妊活への気持ちはゆるぎなくて、他ならぬ自分自身が一番驚いています。

ただし、クリニックへの通院などはコロナ前よりペースダウン。移植は様子見で、その分、漢方薬で婦人科系の機能を整えることに注力しています。

 

と、前置きがだいぶ長くなりすみません。

コロナ禍の40代妊活でも焦らない理由。

 

それは年齢を気にしないから。

 

何歳で産んでもいいと思えるようになったからです。

一般的には年齢が上がるに反比例して妊娠率は下がりますし、卵子の質だったり数だったり、色々不利になるのはそれはよくよくわかっています。

不妊治療クリニック通院歴は10年を越えてますのでね。

けれど、私の治療歴でいうと40歳を超えてからの方が妊娠率は上がりました。

もっとも出産には至っていないので「それでは意味がない!」という見方もできますが、私にとってはすごいことでした。

年齢は影響はあるけれど、絶対的なものでもないと思うようになりました。

 

たぶん、年齢を最重要視している方がこれを読んだら「頭大丈夫ですかー」と思われる意見であることは承知しています。私もそう思います。笑

年齢を気にしなくなった理由は他にもあります。

以前は治療実績的な見方とは別に「人からどう思われるか?」がとても気になっていました。

 

高齢出産だと子どもがかわいそう

自分だけ高齢だと幼稚園などで浮いてしまうのが怖い

 

だからなるべく早く産まなければ!と思っていたし、それが叶わなくて焦りと自己否定とで心の中は大変なことになっていました。

 

けれど、心理学を学ぶようになり気づきました。

 

高齢出産だと子どもがかわいそうと決めていたのは誰?

自分だけ高齢だと浮いてしまってイヤなのは誰??

 

それは全部自分自身。

自分の問題でした。

自分自身の心と“良い悪い” “カッコいいカッコ悪い”“人からどう思われるか”などを全部を抜きにして、自分は本当はどうしたいのか?と向き合っていった結果が、私の場合は「もし授かれるのなら高齢でも産みたい」でした。

 

これはあくまで私の考え。

なので、どんな考え方が良くて、どんな考え方はダメというのはなくて、自分と向き合って出た気持ちがその人にとっての正解なのだと思います。

「高齢でママになるのは私はイヤ」ならそれがあなたにとっての正解。

大事なのは「私はどう思うか」です。

 

さらにもうひとつ。

とてもとても大切なこと。

 

それは、子どもが何人であっても、自分には自分の幸せがあると思えるようになったこと。

 

以前の私は、

子どもがたくさんいたら幸せ。

子どもがひとりでは子どもがかわいそうだし、

一人しか産めない私はダメな人(!)という考え方の持ち主でした。

 

極端に言うと、子どもの人数で幸せをジャッジする感じ。

それ本当なの?!と今なら突っ込みたくなりますが、でも真剣にそう思っていました。

(なぜそう思っていたのか?は書くと長くなるのでまた別の機会に。)

 

いずれにしても、

 

○○がないと私は幸せじゃない

○○でなければ私は幸せじゃない

 

という考え方は苦しい生き方のモトだった!!と気づけてからは、妊活がものすごくラクになりました。

 

子どもが何人であっても

私は幸せと思える心が大切だった。

 

私は幸せと思える心はセルフ勇気づけや潜在意識的な考え方で整えています。心のメンテナンスを自分でできるととても便利です。

 

というわけでして、マイペースではありますが、コロナ禍でも妊活を諦めないひとりとしての考えを書いてみました。

 

もっとも、これは不妊治療の状況にもよると思います。

まだ採卵が出来て凍結胚を残せるのであれば、今の時期はそれに費やすのもアリかと。

もう少し世の中が落ち着いたら移植する。

「何歳までに絶対産みたい縛り」がなくなると(私もそのひとりです)そういった治療もできるし、途方もない焦燥感からは解放されます。

 

実際、この10年間で比較してみても、20代での出産は減り続ける一方、30代の出産は最も多く、40代の出産も増加傾向です。ソースはこちらです

マタニティアイテムのレビューを見ていても「40代」の投稿も珍しくなくなりました(長年レビューを見続けているからわかります!)。

40代出産のママ、いいじゃないですか。

 

とまあ、エラそうに失礼しました。

この10年以上「妊娠しない」苦しさを十二分に味わってきましたが、今が一番心穏やかに、それでいて前向きに過ごせているので、もしかしたら今、苦しい渦中にいるあなたの心を軽くするヒントになったらと思い書いてみました。

(全然ヒントになんかなっていない!だったらごめんなさい)

 

赤ちゃんは本当にかわいいし、授かれたらもちろん幸せです。

でも大切なのは子がいるかいないかでも、何人いるかでもなく、自分は幸せだと感じられる心だと思います。

あなたの心を大切にしてくださいね。

お読みくださりありがとうございました。

おがわめぐみ

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妊娠出産子育て期や、40代は女性にとっての過渡期です。変化の波にのまれるのではなく、アドラー心理学などに基づいた「自分の人生をデザイン」していくための知識や...

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