夫が在宅ワークでも辛くない理由

こんばんは。にっこりです。

いかがお過ごしですか?

 

「にっこりさんちはコロナ離婚とか、大丈夫でしたか?!」

緊急事態宣言もあけて、このほど約半年ぶりに行きつけの鍼灸指圧院へ行ったところ、掛けられた言葉です。

長年お世話になっている指圧師さんご夫婦。挨拶がてらの声掛けに「あー、そういえば大丈夫ですね」と答えながら、心の中でも

 

おお、確かに大丈夫!!

 

と他人事のように気づきました。

 

3月から現在もずっと、夫はリモートで在宅ワーク。ほぼずっと家にいます。

確かに「コロナ離婚」なんていう言葉や「夫が家にいてしんどい」なんていう声もネットなどでは目にしますね。

我が家に関しては問題なく過ごせていることに、他ならぬ私自身が驚いていたりもします。

なぜなら以前は私も「夫が家にいる週末などはかえって疲れる」と感じる妻のひとりだったから。以前どころか割と最近までそうだったかも^^;

だから「夫が家にいてしんどい」という気持ちはとてもよくわかるのです。

けれど現在、夫在宅はもうずっと続いているし、何ならこの先も年単位でリモート勤務かもしれない現状。でも大丈夫だと思える。

 

これは結構な心境の変化!

 

なぜ苦ではなくなったのか?

その理由を考えてみました。

理由は3つあります。

 

目次

自分は自分、夫は夫

ひとつ目はこちら。

 

自分は自分、夫は夫。

それぞれの感情はそれぞれのもの、という線が引けるようになったこと。

 

私の感情は私のものですし、夫の感情は夫のものなんですよね。

夫婦も別の人間なので感情がイコールになる事の方がむしろミラクル。大抵は違う感情でいるわけです。

「言わないでも察してほしい」なんていうテレパシーはまず無理として、口に出して気持ちを伝えてもわかってもらえない、なんてこともあります。

でも夫の気持ちは夫のもの。

わかってほしいと伝えることはできるけれど、決めるのは夫です。

例えば、在宅ワークになり家事を夫がしてくれる機会も増えました。

家事のやり方も自分と違うやり方をされると、何だか調子狂うなあ、、ということがあります。

小さなことなら流しますが、その後の段取りに影響する場合「やり方を変えてほしい」と伝えてみますが、最終的にそれを受け入れるか入れないかを決めるのは夫なのです。

 

“決めるのは夫”というワードがだいぶ出てきました。

でも、これは夫が優位という意味ではないのです。

同じくらい“決めるのは私”もあります。

 

以前は私も「夫にわかってほしい!」思いが強くて、でもわかってもらえないことも多くて(苦笑)クタクタになっていました。

けれど、お互いの感情をそれぞれに尊重する。という考え方が腑に落ちてから(ELMでやります)夫と関係はすごくラクになりました。

 

 

良いところ、出来ているところに注目する

二つ目はこちらです。

人は脳の特性上、欠点の方に目がいくように出来ているらしいのですが、これだと減点ばかりになりがち。

意識して、夫の良いところ、出来ているところ、してくれているところに目を向けていきます。勇気づけの手法のひとつでもあります。

人は注目されたところが強化されるという特性があり、相手のダメなところばかり注目するとそこが強化されるというオソロシイ理論があります。*“負の注目”といいます。

理論はともかくとしても「どの面から見るか?」によって、人のイメージというのは変わってくるし、それによって接し方も変わる。

ひいては人生も変わるくらい!?

なので、良いところに注目していく。プラスイメージを持つことは大切なことです。

 

そうはいっても、良いところに目を向ける気分ではない!という時もあるでしょう。

その場合は無理に良いところに注目しなくてOK。

良さを見たくない時はそれなりに理由があるものです。不満がたまっていたりですとかね。

 

まずは「不満がたまってる自分」に気づいてみてください。

ああ、こんな気持ちがあったんだなと認めつつ、それでいてジャッジしない。こんなドロドロした自分なんて、、とか思わないでOK。

負の感情を感じ切った上で、良いところに目を向けてく。

すると今度は出来たりします。

夫婦関係を良くしようと努力をしている自分自身にヨイ出ししてみるのもいいと思います♡

自分軸で過ごす。主語は「私」を意識する

夫婦間で何か上手くいかないことがあると「こうなっているのは夫のせい!」と相手のせいにしたり、あるいは自分が悪いんだ・・と自責したりしてしまうことはありませんか。

 

どちらが正しくて、どちらが間違っている。

どちらが被害者で、どちらが加害者。

 

このかかわり方でいくと、夫婦関係って苦しい。

このかかわり方しか知らなかった時は「もう別々に生きていくほうがお互いのためになるんじゃないか・・」と思った時期が私にはありました。

でもそれ以外のかかわり方を知らなかっただけ!と心理学に出会い知りました。。

 

「自分軸で過ごす」とは自分の人生のハンドルは自分で握ることです。

 

夫と結婚して一緒に生きていこうと

決めたのは誰なのか??

 

自分の人生のハンドルを思った時に、結婚相手を決めたのは自分自身であることに気づけると、なんでも夫のせいにするのもいかがなものかと、私は思うようになりました。

 

自分の人生を

より良くしていくのは自分なのだ。

 

そう思えるようになったら、夫婦間で何かあってもそうこじれることはなくなりました。

自分の気持ちを伝える時にも「私は」で伝えると、相手を攻撃する感じにはなりにくいのでおすすめです。

 

夫、在宅ワークでの発見

・・という風に挙げてみましたが、最後にもうひとつ。

夫が在宅リモートワークでも辛くないどころか、私の中では感謝の気持ちが強くなったように思います。

書斎なんてない我が家ですから、夫が昼間働いている姿はどうしても目に入ります。

こんな風に一生懸命働いてくれているんだなーと結婚15年にして初めて知りました。

 

それはたぶん、息子も同じかもしれません。

夏休みの職場見学はレジャーみたいな感じでしたが、この3ヵ月見ているのはガチで働いている夫の姿。

昼間のパパはーって歌が頭の中で流れますね。

 

最後に

夫婦のパートナーシップについては、息子2歳から4歳くらいの時に本当に悩んだので(笑)その時の膿出しのような経験も今となっては良かったのかもしれません。

渦中にいる時は苦しいだけだったけれど、実は大事なことだった!という経験。良くするための改革。

 

なんて、色々偉そうに書いてしまい失礼しました。

以前に比べたら格段にラクになった結婚生活ですが、まだまだな部分もあります。夫にムカっとくることや、わかってもらえなくて悲しいと思うことだってあります。

でも40代で「全面クリア」してしまうのもつまらない。

今後も試行錯誤してより良い夫婦関係を築いていけるといいですよね^^

 

そのための指針になるようなヒントがアドラー心理学にはつまっていると思います。

アドラーの勇気づけって子育てだけではなく、夫婦関係にもかなり使えます。

興味のある方は本を読むのもいいですし、アドラーベースのコミュニケーション講座ELM(エルム)などを受けてみると良いかもしれません。

おがわめぐみ

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妊娠出産子育て期や、40代は女性にとっての過渡期です。変化の波にのまれるのではなく、アドラー心理学などに基づいた「自分の人生をデザイン」していくための知識や...

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