「勇気づけ」をご存じですか
こんにちは、にっこりです^^
マタニティブラのことについて話していたかと思えば、メイク話、メルカリ話、そして本日は「心についてのお話」です。
軸がブレブレ?
いえ、すべては
幸せなママになるためのヒント
になったらうれしい!
の一心から。
書いている本人はいたって真剣です!
キレイなママになる・幸せなママになるためのヒントとして、ブログを始めた2008年からの約10年間はマタニティアイテムの話や産後の体形ケアのことを中心にお伝えしてきました。
ママの身体をつつむ衣料品だったり産後の体ケアのことは、とても大切なことです。
着心地の悪い服を身につけるとそれだけで一日、気分も良くなかったりするから。
ブログを通じてそれらをお伝えする中でも物質的なことだけでなく、ママの気持ちの部分も大事にしてきたつもりでした。
けれど、同時に、どこか物足りなかったり至らない部分があることも気になっていました。
モノを通して得られる幸せだけでなく、もっと根本的に心が豊かになったり、元気づけられるような「何か」もお伝えしたい。
でもその「何か」は具体的に何なのか?当時の私にはまだわかりませんでした。
目次
勇気づけとの出会い
妊活と流産と
私のブログはいつも自分の妊活と共にありました。
今でこそ「苦しくない妊活」をモットーにかかげているくらいですが、妊活というのはごく控えめに言っても苦しいことだと思います。
なかなか実を結ばない時は特に。
新しい命を迎えるための前向きな活動であるはずだけれど、長期化するほど暗い闇の中にはまってしまったような気持ちになります。
努力や頑張りが必ずしも結果にはつながらない。
出口の見えないトンネル。
リセットするたびに自分をなんとか鼓舞してチャレンジを続けるわけですが、一方でいつも自分を責める続けることが日常化。
自分が悪いから妊娠しない。
私はダメな人間だ。。
続々と妊娠する周りの人と比べてさらに責めてしまうという時も多々。
妊娠出来る皆は○、出来ない私は×という風に。
何度チャレンジしても全く妊娠しない自分に、私はいつも自分自身に特大のバッテンをつけていたように思います。
42歳、10数回目の凍結胚移植にてやっと二人目を妊娠、心拍確認するも流産。
エコーで見た頭の丸いかわいらしさは今も忘れません。
カラになったのはお腹の中だけではありませんでした。
心がガリガリに痩せたような、スカスカになったような。
年齢的にも、もうきっと無理に違いない・・・。
かといって、すっぱりとはあきらめきれない。
苦しさの中からなかなか這い上がれませんでした。
アドラー心理学と勇気づけ
自身のブログは休止していましたが、読者登録している方のブログはちょこちょこと読めるように回復した頃、目に留まったのはブログ開設当初から相互読者登録をしていた方のブログでした。
その方は原田綾子さん。勇気づけの親子教育専門家。
オフィシャルブログはこちらです
お嬢さま(現在小学生)をご妊娠中、私のブログを読者登録してくださったことがそもそものきっかけですが、10年近く前から綾子先生のブログに登場していた「アドラー心理学」や「勇気づけ」といった言葉はまだ現在のようには聞き慣れたものではありませんでした。
子育てをしながら起業して生き生きと活躍されているその様子が好きで、8年程ずっと読み続けていた先生のブログに単発のグループコンサル募集が載っていました。
メインは子育て相談のグループコンサルでしたが“こんな人におすすめ”の一つにママの心の整え方というのがありました。
心の整え方なんていうものがあったら知りたい!!
もう、それだけで応募を決意。
開催場所は私にはちょっと遠かったけれど絶対に行こう!と心に決める。
綾子先生は今ほどアドラー心理学が世に知られる前から、その良さをブログでコツコツ発信されていました。
アドラー心理学とはオーストリアの精神科医で心理学者のアルフレッド・アドラー氏が創始した心理学。
個人心理学とか勇気づけの心理学などとも言われています。
「勇気」と「勇気づけ」
アドラー心理学の特徴のひとつは「勇気」と「勇気づけ」。
勇気という言葉自体は日常においても度々使う、耳慣れた言葉だと思います。
勇気といったら私はまずアンパンマンの歌が思いつきます。
勇気の鈴が〜♪というあれですね。
では、具体的に「勇気」とは何ぞや?というと、アドラー心理学ではこのように考えます。
ここに「つける」の動詞を加えて
人は勇気という心のガソリンがあれば人生の坂道のような困難を乗り越えようと頑張れるし、欠乏してしまうとガス欠状態となり先に進めなくなってしまう。
私はこの話を聞いた時、自分の心のタンクがガス欠であることをはっきりと認識しました。
でもそれで打つ手なし、なのではない。
勇気づけをしてまた心のタンクを勇気で満たしてあげられたら。
妊活だけでなくこの先の人生の色んなことに有益であるに違いないと思うようになり、人生を再スタートしたような気さえしました。
もし、今これを読んでくださっているあなたが、何か困難を抱えていて、でも乗り越えるすべが思いつかない・・という状況にあるとしたら、それは勇気が欠乏しているからかもしれません。
でも大丈夫です!
少しずつ勇気づけでパワーを取り戻したら、きっと乗り越えられますよ。
勇気はよく心のコップと水にも例えられます。コップの水(勇気)が少なかったら勇気づけで補充。自分で自分のコップに注ぐこともできるし、勇気づけの方法を身につけると、夫や子どもなど家族のコップに注いであげることもできます
まずは自分を勇気づけよう
勇気づけは人にしてもらうこともできますが、自分が自分に出来たらベスト。
自分で自分を満たしてあげる。
特別に何か物を買ったり出かけたりする必要はなし。
例えば、自分の当たり前のような行動に注目します。
●今日も朝ごはんを作った。お弁当を作った
●洗濯をした
●仕事をした
●布団を敷いた
●子どもにごはんを食べさせた
●食器を洗って片づけた
という具合に。
妊活という結果を結ばないところにばかり注目していた私でしたが、自分にも出来ていることがたくさんあったということに目を向けていくと、そんなにダメな人でもないと少しずつ思えるようになりました。
すると、
「よく頑張っているね、私」と自分自身に声掛けもできるように。
こんな風に自分の心のタンクを満たしていくと、夫や息子の良いところに気づきやすくなったり、感謝の気持ちがより高まったりするようになりました。
ママの心のタンクが勇気で満たされると、家族にも勇気づけ出来るようになるといういい流れが起きます。
シャンパンタワーの法則も同じ原理ですよね。一番上が自分。その下は夫や家族、その下は友達や職場の方、という風に。自分が満たされていないと下の人へのシャンパンを注げません。だからまずは自分を満たす!が大切
勇気づけの活用範囲は色々
妊活に限らず、勇気づけの活用範囲は様々です。
師匠の綾子先生は子育て、自分育てへの生かし方を中心に活動されていますし、就活や婚活にも生かせるでしょう。
夫婦や家族。ママ友、仕事においても使えます。
困難が多い時にこそ勇気づけの出番です!
勇気づけを知ってからの変化
ここはもうストレートに言いますと、精神的に強くなったと思います。
イヤなこと、悲しいことがあればもちろん落ち込みますけれど、ドツボにはまる期間は短く。
同時に程よく肩の力が抜けたと思います。
20代前半の頃にあった仕事によるメンタルの不調を乗り越えてから(これについてはまた機会がありましたら書きます)、どちらかというとメンタル強めの人だったと思いますが、それは表面上だったり、自分の気持ちをだましての感じでした。
でも現在は、自分に無理のない範囲でへこたれにくい人になってきてるかなと。
*強い人になりたい!とかへこたれにくい人が○というわけではないので、表現にちょっと悩みます。ニュアンス的には“勇気がある人”の方が一番近いかもしれません。
勇気づけの方法を知ってから色んなことにチャレンジできるようにもなりました。
ブログの引っ越しもそうですし、メイクレッスンやワークショップのことなどもしかり。
やってみよう!と思って行動に移すまでのスピードが速くなりました。
先日、メルカリワークショップのいきさつをママ友に話しましたら「よくそんな挑戦をする気になれるもんだ」とあきれられ驚かれましたが、自分の口から出た言葉は「だって、当たって砕けろって言葉もあるじゃない?」。
驚いたのは他ならぬ自分自身でした。笑
そしてそして。
40代妊活というある意味崖っぷちに立っていながら、毎日楽しく暮らしています。
きっとこのブログを読んでくださる方の中には40代妊活の方も多いのではないでしょうか。
「この人、40代妊活なのに能天気すぎやしないか…」などと思われている方もいらっしゃるかもしれません。
でもそれが出来ているのは自分で自分を勇気づけられているからに他なりません。
もし、今、40代妊活で苦しんでいる方がいたら私は勇気づけをお伝えしたいです。
最後に
ELM勇気づけリーダーという肩書をプロフィールに書きながら、勇気づけのことを書くタイミングを逃していて気になっていました。
本日はアップできてうれしく思います^^
ELMのベースとなっているアドラー心理学は過去にあったことではなく、未来をどう切り開いていくかに目を向けたものです。
ELMはその基本となる考え方や、日常への取り入れ方を1章につき約30分で学ぶ講座。12章で構成されています。
春は新しいことを始めたくなる季節ですし、平成という時代も間もなく終わります。
5月あたりにはいよいよELMを始めたいと考えています(ついに言ってみた!)。
初めてですのでどうなるか不安もありますが、一緒に成長してくださる方々、勇気づけに興味を持ってくださる方にお会い出来たらうれしいです。
お読みくださりありがとうございました。
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