コロナ禍、わかっていることがある幸せ

こんにちは。にっこりです。

いかがお過ごしですか。

毎日休みのような、逆に休みナシのような日々だなあと思うのは私だけでしょうか。とはいえ休日は休日らしく。いつも以上に(!)のんびりしています。

新型コロナウイルス対策で緊張感は使っている分、他はかなりゆるくしてバランスを取ろうとうスタンスなのです。

ぼへーっとしていて、ふと頭に浮かんだのは奈良の大仏様。

Photo by Falco Negenman on Unsplash

東大寺廬舎那仏像。

この大仏様はなぜ作られたのか??

そのひとつは当時の感染症対策だったことを思い出したわけです。

天然痘の大流行でたくさんの人が命を落とした時代。病気になる理由などもわからなかった時代、人々ができることは祈ることくらいだったんですよね。

当時の政治を司っていた藤原四兄弟も天然痘で亡くなり、干ばつや飢饉、大地震もあったという。

このことを小6の時に社会の勉強で知った時にも「そりゃあ大変だ!」と子ども心に思いましたが(歴史大好きでした)、大人になりコロナ禍にいる今、あらためて考えると「大変だった!」の思いは100倍増し。

大変どころの話じゃなかったろうなあと。

 

母の私は奈良の大仏。

一方、小3(になりましたね)男子の息子は休校が始まり読んだ本の中で、ペストについて知りました。

休校開始直前に借りられた貴重な本(現在は返却済です)。

残り少ない本の中から夫が選んだらしい一冊。

恐らくこの表紙で「読みたい!」と思う子って少ないと思うのですが(失礼)、内容はすごくよくて、息子も私たち親も読み入ってしまった一冊。

歴史ごとにその時を生きた子どもが等身大で描かれていて、感情移入しながらその時代を知ることが出来るのです。

 

例えば14世紀のヨーロッパでは「テレサ」という少女が描かれています。

不安そうな顔のテレサ、世の中は黒死病が流行っているのです。

黒死病、すなわちペストが流行った当時の人たちがどんな風に過ごしていたか?絵と文で記されていて、今の私たちと重なる部分がありました。

 

聖武天皇の時代に生きた人々やペストの時代を生きた人たちと、今を生きる私たちの大きな違いは感染症の存在や対策がわかっていること。

昔のこと過ぎて比較にならない、とは私は思いません。

感染症についてわからないことはまだまだあるけれど、わかっていることもたくさんある。

さらに専門家の方もいらっしゃるし、休みなく政策を考えてくれている方、何より日々頑張ってくれている医療従事者の方々がいらっしゃる。

ありがたい限り。

それから、今日も巣ごもりながら元気に過ごせた家族や自分自身にもありがとうです。

新宿中村屋の「ありがとう」月餅。何かの時に使おうと撮りためてある、マイ素材集の中の1カットです♡

 

おがわめぐみ

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妊娠出産子育て期や、40代は女性にとっての過渡期です。変化の波にのまれるのではなく、アドラー心理学などに基づいた「自分の人生をデザイン」していくための知識や...

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