40代妊活の心境。私の場合はこんな感じ

30代後半での出産が珍しかったのは今は昔。

現在は40代で出産する人も増加傾向だといいます。

一方で、40代で不妊治療をしての成功率は厳しいという現実もあります。

年齢的な壁や焦りを抱えての妊活はなかなか苦しいものです。かつての私もそうでした。

でも現在は一時のような苦しさはなく、希望を持ってクリニック通いを続けています。

40代となり、二人目不妊治療歴も長い(!)私の心境について綴ってみました。

目次

40代妊活の心境

本日から11月。

って、今年ももう終わりではないのー。という気持ちに追い打ちをかけるかのように(!)また今周期もリセット。

「今年こそはきっと二人目に会える!」という気持ちで迎える新年はいつもワクワクするけれど、「今年も会えずに終わるのねえ・・」と思うこの季節は何度味わっても残念。の一言です。

特に私は6月生まれなので、秋頃までに妊娠できたらギリギリ1歳若い時に出産できるし、秋を過ぎるとまた年を一つとる計算に。

ここに秋の夜長が加わって、なんだか物悲しい気持ちになるようです。

えっと、そんな風に思って迎える秋がもう何回目なのかさえもわからなくなるくらい、とにかく息子の時も、現在もベビ待ちの長い人生。

ベビ待ちが特に辛かった年齢

ベビ待ちが特に辛かった年齢というのがありました。

40歳の年齢が見えた時と、42歳の時です。

33歳の時、天職だと思うほど大好きだったマタニティカタログのディレクターを辞める時も「40歳までにどうしても子どもを3人産みたい」と宣言していたので、40歳は自分の中でも一つの区切りでした。

仕事と交換にした大決断だったはずだったのに、40歳の時(と言うか現在もなんですけれど!)私には息子ひとり。

それから42歳。不妊治療はやめるつもりでした。

この頃は年をとるのも不妊治療クリニックに通うのも、もう本当に辛かった。

世間で言われる年齢的な壁や“しばり”や“イメージ”のようなもので、自分を苦しめていたのは他ならぬ自分自身だったと気づいたのは、ずいぶん後になってからでした。

年齢を気にしなくなったきっかけ

その後、42、43歳で流産を経験して、それからは年齢のことはあまり考えなくなりました(42歳の時のそれは、超えるのにおっきな山がありましたけれど)。

これは私のケースですが、それまでは年齢年齢とばかり考えていたけれど、そもそも30歳で結婚してから36歳になるまで一度も妊娠したことがなくて、なのに42歳を過ぎてから2度の妊娠。

年齢は目安ではあるけれど、すべてでもないと感じるようになりました。

アドラーや潜在意識などの勉強をはじめて、心の在り方と現実のつながりも何となくわかってきたのも、ちょうどこの頃でした。

潜在意識の仕組みは興味深くて、その中の一つに

 

強く願ったり、

必死に頑張ると上手くいかない

 

というものがあります。

なぜなら、頑張らなければ達成できないというのが前提で、前提が「ない」だから「ない」ほうが現実化してしまう。

私の不妊治療にあてはめてみると「頑張らなければ妊娠できない」が前提だから「妊娠できない」のほうが現実化するという(!)。

わかりにくいでしょうか?

違う例えでは「お金がほしい」。

自分にはお金が「ない」が前提なので、「ない」ほうが現実化する。

さらに潜在意識は自分の願いを叶えようといつも働いてくれています。

 

私は頑張らなければ、頑張らなければ!

 

と思っていれば、潜在意識は「頑張りたいんですね!」と認識し、頑張らなければならない現実を作り出す。

妊活に限らず、生き方全般に影響することを知りました。

「考え過ぎない方が赤ちゃんって来るらしいよ」

30代で妊活している時から、たくさんの人に言われてきました。「ゆるゆると楽しく笑って暮らしている方が、赤ちゃんってできるらしいよ」と。

考え過ぎはよくない。

皆、良かれと思ってのアドバイスだということはわかっている。

でもそんな風に言われれば言われるほど、笑えなかったし、ゆるめなかった。

心の中ではよく私の気持ちなんてわかるわけないでしょ!と思ってました。

笑わなければ、ゆるめなければ、考え過ぎないようにしなければ。

早く妊娠しなければ!

と、自分に出来ていないことばかりに注目して、できない自分にダメ出しを繰り返していた日々。

心が苦しくなり、現実も苦しくなる悪循環でした。

自分責めをやめてからの私

アドラーと潜在意識の学びを始めて特に印象に残ったことのひとつは

 

どんな自分にもOKを出していい 

 

ということでした。

出来たら〇、出来なかったら×の条件付きではなく、どんな気持ちを抱いてもOK。

ありのままの自分を受け入れる、自己受容です。

自分の気持ちに寄り添うという発想はなかったし、そんなことをしていいなんてことも知りませんでした。

自分自身へのセルフトークの大切さも知りました。

自分へのダメ出しの言葉をアドラー心理学をベースとした勇気づけの講座ELMでは“悪魔のささやき”といいます。

いわばマイナスのセルフトーク。

自分自身の勇気を自分でくじいてしまうものです。

心の中のセルフトークをプラスのものに変えると、自分で自分のことを勇気づけ出来るということも実感しました。

私はダメな人間だ → ダメなところもあるけど、頑張っているところもたくさんある。よくやっているね、私!

というように。

まあ、色んな気持ちを味わって、現在の妊活スタイルにたどり着きました。

今はかなり自由にゆるく続けさせてもらっています。

今回のリセットを夫に報告しつつ「あのさ、もし来月妊娠できて無事産めたとしても、私45歳になるんだけど。高齢も高齢よね」と伝える。

このまま続ける?あなたはどう思う??と。

夫の答えは「何するにもゆっくりなんだから、今の感じでいいんじゃないの」。

・・そっか。

一言コメントながら、そうですよねえ、な返しで会話は終了。

45歳出産といったら、某プロレスラーの方の顔が私は思い浮かびます。

それを聞いた当時は驚いたし、その方くらい体力と根性があるから出来た事だと思ったものですが、ええと、私も他人事ではないんだなー。です。

おがわめぐみ

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妊娠出産子育て期や、40代は女性にとっての過渡期です。変化の波にのまれるのではなく、アドラー心理学などに基づいた「自分の人生をデザイン」していくための知識や...

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